初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

那谷寺には狛犬がいる

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那谷寺(なたでら)へ行った

那谷寺とは石川県小松市にある、高野山真言宗別格本山であるお寺だ。

西国三十三所と呼ばれる観音信仰の霊場が近畿から岐阜にかけてあるのだが、この那谷寺の山にはその三十三箇所がすべて凝縮されていると言われている。

「那谷」と言う名も、西国三十三箇所第一番紀伊那智山と、第三十三版美濃の谷汲山のそれぞれ一字からとって付けられたそうだ。

山門を抜けてすぐ左手にある「金堂華王殿(こんどうけおうでん)」には十一面千手観音も安置されていた。

(※十一面千手観音は撮影禁止だった)

何だか難しい話だけど、とにかく仏教寺院だ。

庶民的に言うと「お寺」だ。

そのお寺に狛犬がいるという。

狛犬=神社というイメージがあるけど、お寺にもいるのだ。

狛犬写真家を自称しようかと目論んでいる自分としては撮りに行かずにはいられなかった。

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いしかわ動物園へトキを見に行った…鳥と人間との我慢比べになった

いしかわ動物園で朱鷺(トキ)の一般公開が始まった

石川県能美市にある「いしかわ動物園」で11月19日より朱鷺(トキ)の一般公開が始まった。

日本でトキの公開を行っているのは他に新潟県佐渡島しかない。

いしかわ動物園でトキの飼育をしていたことも、公開のために準備を行っていたことも以前から知っていた。いまではすっかり動物好きになっている自分としてはこの日が来るのをずっと待っていた。

しかも19日は土曜日であった。天気は悪かったが、いつものようにカメラを抱え、実物の動くトキを見るために車を走らせていた。

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世界糖尿病デーにあわせ青色にライトアップされた金沢城を撮りに行った

金沢城、今度は青色に照らされる

今月11月のはじめ頃に児童虐待防止キャンペーンで金沢城の石川門がオレンジ色にライトアップされていたと、この「初心の趣」でも伝えたが、その二週間後に今度は金沢城が青色にライトアップされていた。

今回の青色は、「世界糖尿病デー」によるキャンペーンだった。糖尿病の世界的脅威を認知してもらうために、IDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が毎年11月14日を世界糖尿病デー」と制定しているそうだ。それにあわせ金沢城では今年11月12日~11月20日まで夜にブルーのライトアップをしていたのだ。

世界糖尿病デーのキャンペーンでは「ブルーサークル」という青いリングのようなものが用いられる。青いライトアップはそこからきているわけだ。

 

ちなみに11月は紅葉の季節ということで、金沢城の周りでは景色が赤い。

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末浄水場の東園地と北園地を歩いた

特別公開していた末浄水場の庭園へ

末浄水場に雪吊りの実演を見に行った前回の続きです。

雪吊りで使われる縄の結び方を学びながら職人たちの手によって松の木に施されていく雪吊り(りんご吊り)を眺め終えると、末浄水場内の普段は立ち入れない東園地と北園地を歩いた。その目的はすでに雪吊りをされ終えた木々と紅葉の色だ。

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末浄水場にて雪吊りの実演を見に行った

11月にふたたび末浄水場

水道フェスタが行われていた6月にも一度訪れた末浄水場にふたたび足を運んだ。秋の特別公開が行われていて、普段は入れない庭も開放、さらに金沢の冬の風物詩である「雪吊り」の実演が行われるということで、見に行ってきた。

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道の駅「ウェーブパークなめりかわ」で「海」を撮り比べた

ほたるいかミュージアムは撮影も楽しめた

前回、ダイオウグソクムシが見たくて富山県のほたるいかミュージアムへと足を運んだことを記したが、この水族館は写真を撮る上でもなかなか楽しめる場所だった。

すでに紹介した顔はめパネルや、ホタルイカ漁師なりきりセット以外にもあるのだ。

同館には「深海プロムナード」と呼ばれる1階と2階をつなぐ長いスロープがある。そこがまた薄暗く、床を照らす緑や紫のスポットライトや、壁に埋め込まれた小さな照明のおかげで深海にいるかのような気分にさせてくれるので、ムードのある写真を撮りたくなる。

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富山県の「ほたるいかミュージアム」にダイオウグソクムシを見に行った

ほたるいかミュージアムへ

富山県滑川市にある「ほたるいかミュージアム」に行ってきた。

最近この水族館で「ダイオウグソクムシ」の展示を始めたと聞き知ってどうしても一度見てみたかったのだ。

ちなみに「滑川市」は「なめりかわし」と呼ぶ。自分はずっと「なめかわし」だと思っていた。現地について、それまでの自分の認識は間違っていたことに気付いた。

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金沢城の石川門がオレンジ色にライトアップされていた

ライトアップされた金沢城を撮る

石川県では11月1日より、児童虐待防止を訴えるオレンジリボン・キャンペーンが始まり、それに合わせ金沢城の石川門がシンボルカラーであるオレンジ色にライトアップされているというので、夜に撮りに行った。

11月になると18時をすぎるともう日も沈んでいる。

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安宅の関跡に九谷焼ガチャがあるらしい

むかしだとキン肉マンのゴム製フィギュア「キン消し」やガンダムのゴム製フィギュア「ガン消し」、最近では「コップのフチ子」(現在「OL人形」)といったいわゆるトイカプセルとして知られる「ガチャ」。スマホゲームなどのソーシャルゲームでもユーザーに課金させる仕組みの一つ、いわゆる「コンプガチャ」なども登場し、世間に広く知られるようになった「ガチャ」ですが、最近、石川県の小松市では「九谷焼の箸置き」のガチャが登場したらしい。

もちろんゲームの中での話ではなく、リアルでの話だ。気になったので、足を運んで確かめることにした。

 

それは安宅の関にある

地域ニュースに載っていたので読んでみると、それは小松市安宅の関跡にある観光休憩施設「安宅ビューテラス」にあると記されていた。

安宅の関は『勧進帳』で有名な所で、当ブログでも9月に空と海がキレイなロケーションとして写真をいくつか上げさせてもらっている。

すぐそばには子連れ狛犬がいる安宅住吉神社もある。

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金沢湯涌江戸村にて古民家に憧れる

10月23日、金沢市では「金沢マラソン2016」が行われていて、あっちこっちで交通規制があった。道路を完全通行止めにされているところもあり、特に街の方へ向かうことは難しいと踏んだ自分は、マラソンから逃げるように山の方へと車を走らせていた。

家から近い山で写真が撮れそうな所で真っ先に浮かんだのは湯涌温泉だった。むかしはしばしば来ていたのに、最近ではめっきり足が遠のいていたものだから、久しぶりに向かいたくなったのだ。

そして久しぶりすぎたせいで、ナビ無しでは迷いそうになってしまった。

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秋めくなか、七塚中央公園で季節の移ろいを探した

先日、石川県の旧河北郡七塚町が地元だという知人と話している際に、その七塚町の魅力を力説された。

2004年に高松町、宇ノ気町と合併して「かほく市」となり廃止された七塚町。もともと七塚町は七塚村が始まりで、その七塚村も外日角村、白尾村、木津村、松浜村、遠塚村、浜北村、秋浜村の7つの村が1889年に合併して出来たそうだ。

その知人曰く、山あり、海あり、初夏にはつつじや紫陽花がキレイで、かつて天皇皇后両陛下も行幸なされたことがあるとのことだ。この熱弁に地元愛を感じられたので、一度足を運んで、自分の目で見てみたくなった。

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山中温泉にある栢野大杉を狛犬と見上げながら自制を省みる

石川県加賀市には山中温泉と呼ばれる温泉街がある。山代温泉粟津温泉片山津温泉と一緒に加賀温泉郷と呼ばれているところだ。県内の成人で山中温泉の正確な場所は知らなくても、その名を知らない人はまずいないであろう、石川県の温泉観光地だ。

ただ、山中温泉のその地に巨大な杉が、しかも4本も存在し、そのうち一本が天然記念物にも指定されているていると知っている県民がどれくらいいるかとなると微妙な話となってくる。

そう、この山中温泉には、屋久島の縄文杉にも大きさで負けない、またかつて昭和天皇も石川国体の際に行幸なされた「大杉」があるのだ。

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しいのき迎賓館の前で灯りを楽しむオブジェを撮る

10月の連休前の金曜の朝、旧石川県庁こと「しいのき迎賓館」の前に普段は見かけないオブジェが置かれていた。ちょうどカメラを持っていた自分は、次には写真を撮っていた。

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それがこれら

アスレチックなのかアートなのか、それともその両方なのか不思議なものだ。

何にせよ、このしいのき迎賓館では毎週のようにイベントが行われ、ときどきよくわからないオブジェがポツンと置かれていたりするので、こういった光景も珍しくはない。

同じものもほとんど見ないので、新しく何かオブジェが登場するたびに芸術への好奇心も刺激させられる。次には撮っていたこの時の自分もまた、その刺激によって突き動かされていたわけだ。

 

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敦賀の天満宮には動物の像が多くて何だか小さな動物園

福井県敦賀市氣比神宮に立ち寄った際、自分はいったん敦賀港の金ケ崎緑地公園に車を停めて歩いて向かった。そこで斜め上な狛犬たちを斜めな写真で撮り終えて、再び敦賀港へと戻ったのだが、その途中で、何だか長閑というか、庶民的というか、格式の高さをあまり感じさせない神社を見かけた。少なくとも氣比神宮と比べるとそう見えた。

百聞は一見に如かずということでまずはそこの境内の写真を見ていただきたい。

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氣比神宮へ~写真を撮るたび斜めっていたらちょっと斜め上な狛犬がいた

福井県の端を目指し、滋賀県の琵琶湖まで行けたスロー運転の自分。そこから引き返して敦賀に立ち寄った話を、写真の傾きと共に前回記したが、敦賀には「氣比神宮」という神社もあったので立ち寄ってきた。

その目的の大半は相変わらず狛犬だ。

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