初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

深海水族館のクランチチョコを美味しそうに撮りたい

みなさん、ご存知だろうか、静岡県沼津市に、世界で初めて「深海生物」をテーマにした水族館があることを。

沼津港深海水族館」というのだが、ダイオウグソクムシがたくさんいたり、現在では商業用の取引が禁止されているシーラカンスの冷凍標本が世界で唯一展示されていたり、深海生物好きには聖地にも思えるマニアックな場所だ。

 

自分はまだ一度も行ったことがないのだが、最近、水族館や海の生物にも興味を持ち始めたので、自分の中で行ってみたいスポットの一つとなっている。

 

また深海水族館はちょっと変わったグッズやおみやげを作ることでも有名で、その中の一つに「深海ハンター! クランチチョコ」というものがあることを、このまえ知った。

しかもそのクランチチョコ、深海水族館にしか売っていないという訳ではないらしく、自分が住むこの市内でも買えるという。

ただ、近所のスーパーに売っているわけではない。実際、色々と回ってみたが見当たらなかった。人から市内にある「おかし市場」という、一般の人も入れるお菓子の卸売のようなお店に置いてあったと聞いていたのでそこに行ってみると、それは確かにあった。

 

これがそれだ。

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深海ハンター! クランチチョコ

パッケージの写真のこいつが「ダイオウグソクムシ」です!

正確には違うけどダンゴムシの仲間です。

大きさは30cmくらい(大きいのだと40cmくらい)あります。海底の掃除屋と呼ばれてます。

お菓子そのものはだいたい、むかしの二つ折りのガラケーが閉じた状態くらいの大きさです。

値段は一つ50円くらいです。

 

グソクムシのほかに、パッケージはもう二種類ありました。

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メンダコです

キレイに写らないかなぁと思って、斜めに撮ってみた。

ちなみにこの時オートフォーカスにしていたのだが、パッケージのツルツルとした表面が光を反射させるからか、ピントを合わせるのに時間がかかった。

 

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こちらはラブカ

やはり同じ理由で、今度は寝かせて撮ってみた。

何が正解かいまいちわからない。 

わからないので…

 

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ボールにも持たせてみた

 「キレイ」でないことは確かだろう…

 

 

開封してみる

パッケージの写真はこのへんにして、いよいよ開けてみることにした。

開けてみると…

 

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チョコよりも先にそいつと目があった

パッケージを見て気付いた方もおられると思うが、実はこのクランチチョコ、オマケに深海生物のカードがついてくる。

全33種類で、その中にはかつての「ビックリマンチョコ」のヘッドのようにレアカードも何枚か含まれているそうだ。

 

ちなみにこちら「メコンニャクウオ」という深海生物とのこと。

裏の説明書きによると、ゼリー状の体をして、腹の吸盤で岩盤などに張り付いて生活しているらしい。

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はい、このように

 

記念すべき自分にとっての初めての深海ハンターカードが「メコンニャクウオ」。

こんな生物がいたなんてそれまでまったく知りませんでしたが、おかげで、見れば見るほどかわいく思えてきた。

 

そしてこれも人情か、こいつもキレイに撮ってやりたいと思えた。

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頑張ってクールになるよう撮ってみました

 

なんだか、「いまからこいつが捌かれて、料理として皿に盛られます」っていう画にも見えてしまいそうだが、まあ、いいか。

 

さて、そのカードも取り上げ、パッケージをひん剥いてしまうと、

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このように銀紙に包まれたチョコが登場

 

さらにその銀紙もひん剥くと、

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このようにチョコが入っている

 

先ほどの人情が続いていて、こちらも美味しそうに撮りたくなった。

インターネットなどで調べると、食べ物の写真を撮るときは、ターゲットをあまり中央に持ってきてはいけないといったことが書かれていたので、ちょっとだけ中央からズラして撮りました。

 

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裏はこのようにクランチ

やはり、いわゆる「日の丸構図」にならないよう、少しばかり中央からズラして撮る。

 

撮ってみて、自分の率直な感想を言おう。

「どうだ、美味そうだろ」

と、言える自信は、ない

 

ということで、ネットで「美味しく撮れる技法」なるものをさらに調べてみた。

なにやら「みずみずしい」といった感じを出すとイイと書かれていたので、

 

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濡らしてみた…

 

ほかには、

「湯気が立つコーヒーなどは、その湯気にフォーカスした写真にすると、美味そうに見える」

といったことも書かれていたので…

 

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ホットミルクの中にダンクしてみた

 

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あっという間に溶けた…

湯気も全然捉えられてないし…

 

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もったいないから完食したけど…

その際、舌をやけどしてしまったし…

 

改めて言おう。

「どうだ、美味そうだろ」

と、言える自信は、ない

 

ネットに書かれてあることはなのだろうか…

(いえ、自分が何か間違っていることに間違いはない)

 

 

こういうのはきっと感性の話なのだろう

美味そうに見える、見えないは、算数の問題のように明確な答えがあるわけじゃないのだろうと、ふと思う。

もうこうなったら自分の感性で撮るしかないと考え至った自分は、最後に以下の三枚のように撮ってみた。

 

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カレーとタッグ

 

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サラダにトッピング

 

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スナック菓子とのコンボ

 

「どうだ、美味そうだろ」

 

そう言える自信が、なぜか、ある

 

 

余談ですが最後のスナック菓子はこちら。

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うまい輪

 普段間食をしない自分は、最近じゃ「うまい棒」もこんなに進化したのかと、スーパーで見つけた際、一人で感動。

しかも、

 

美味かった。