初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

しいのき迎賓館の前で灯りを楽しむオブジェを撮る

10月の連休前の金曜の朝、旧石川県庁こと「しいのき迎賓館」の前に普段は見かけないオブジェが置かれていた。ちょうどカメラを持っていた自分は、次には写真を撮っていた。

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それがこれら

アスレチックなのかアートなのか、それともその両方なのか不思議なものだ。

何にせよ、このしいのき迎賓館では毎週のようにイベントが行われ、ときどきよくわからないオブジェがポツンと置かれていたりするので、こういった光景も珍しくはない。

同じものもほとんど見ないので、新しく何かオブジェが登場するたびに芸術への好奇心も刺激させられる。次には撮っていたこの時の自分もまた、その刺激によって突き動かされていたわけだ。

 

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中央にある、四次元空間へといざなうようなオブジェ

こういう柄というか趣向をみると、スイスの木のおもちゃメーカー「ネフ社」の「セラ」という積み木を思い出してしまう。

もっとも、こちらは単色なので地味だ。

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他にも合掌造りのようなオブジェや

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さらにはバンプーで出来た波型のアスレチックやベンチのようなもの

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折り紙で折った花のようなオブジェもあった

すべて自然素材でできているところがミソだ。

また特にこちら、紙でできているところを見ると照明の一種だろうと想像できた。

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他にも同じ材質の小さなものがいくつかある

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金平糖(コンペイトウ)のような形のものも

コンセントが伸びているところを見ても、点灯するものに間違いない。

そうなると、こうして太陽が出ている時ではなく、夜になったほうがこれらオブジェの本領が発揮されることになる。

 

ということで、日が暮れてから再び訪れた

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案の定だった

このとおり点灯していた。 

紙と木材の照明は灯りが柔らかい。

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 折り紙のようなオブジェもこのとおり

写真では紫の光を帯びているが、薄い青色になったりと変化があった。

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同じような形の別の素材のオブジェも色を持って灯されていた

こちらは紙ではなく蝉の羽のような材質で出来ていた。

 

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ネフ社の積み木を思わせたオブジェもこのような感じに

昼間は単色で地味な印象で良さが伝わりにくかったが、明かりが灯されることでネフ社の積み木にも負けないアートな顔になる。

ちなみにこの中に入って記念撮影をしている人もいた。とくに小学生くらいの身長だとちょうど良く収まる。

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全体を写そうとするとこんな感じ

合掌造りのオブジェにも明かりが灯されている。

また、ペンダントなどを作れる「小夜の虹」という名のワークショップも行われていて、人が多かった。

 

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見えづらいが、波打つ竹のアスレチックやベンチにも灯だ

さらに、これまた分かりづらいと思うが、このベンチに…

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なんかいた…

 よ~く目を凝らすとわかるが、頭でっかちのサルみたいな顔をして額に鉢巻をしている、ゆるキャラみたいなのがいるのだ。

そいつが堂々と竹のベンチで寝そべってます。

 

鉢巻には「りぃたくん」と書かれていたので帰宅した後に調べると、この「りぃたくん」なるものは、メイド喫茶から誕生した金沢市非公認のゆるキャラだった。マジシャンでもあるから手品が得意らしい。誕生は2014年、散歩も趣味だと言うから、このように街中のイベントにふらっと現れることがあるようだ。

 

ひと通り写真を撮り終えて帰宅しようとバス停でバスを待っていると、その「りぃたくん」が歩いてきた。すかさずカメラを向けると、

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ポーズを取ってくれた

いいヤツだ、りぃたくん。

その際、周りが暗すぎてオートフォーカスが機能せず、シャターを切るのに時間がかかって、そのポーズのまましばらく待たせてしまって申し訳なかったです。

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去り際の背中も撮った

「弁当忘れても傘忘れるな」の文字を背負っていた。

足軽資料館に足を運んだ際にも見かけた金沢ならではの名文句である。

 

この「りぃたくん」が在籍するメイドカフェだが、竪町ベルセル3F(アニメイトさん横)にある「めいどりぃた」というお店らしい。

これも何かの縁、一度行ってみたくなった。

 

あ、でも自分、メイド喫茶なんて生まれてこの方一度も行ったことがなかったや。

一緒に行ってくれるメイド喫茶経験者の有志が現れたら、行くことにしよう…

 さすがに一人では、行きづらい…