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初心の趣

カメラ初心者が石川県を中心に撮った写真をのんびりと綴っています。

羽咋市には弥生式住居を見れる公園がある

弥生時代の住居を求め、数カ月ぶりに羽咋市

以前、石川県の羽咋市はUFOの町であると、この「初心の趣」でも紹介し、羽咋市そのものを石川県の七不思議に勝手に認定していたが、その羽咋市にはさらに弥生時代の住居が再現されている公園があるというので足を運んでみた。

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「吉崎・次場弥生公園」だ

 

こう書いて「よしさき・すばやよいこうえん」と呼ぶ。

地理や土地名に弱い自分は、「次場」の部分が読めなかったことを白状する。

 

昭和27年に行われた羽咋川の河川工事の際に弥生時代の遺跡が出土したそうで、その遺跡を保存し、一部を再現して展示するために出来たのがこの公園であるそうだ。

公園であるが野外博物館というものらしい。

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駐車場に車を停めて最初に見えるのがこちら

奥の岩のような建物、実は資料館のようなものらしいのだが、自分にはただの物置にしか見えず、スルーしてしまった。

右手に見える建物はトイレだ。

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ピクトグラムも「弥生」仕様

これを目にして気持ちも高まった。

いざ、公園内の方へと向かう…

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出口であった

 自分にはどう見てもここが入り口に見えるのだが、案内は出口とあるから調子が狂う。

正面へおまわりくださいと書かれてあるもののどこが正面かわからなかったため、結局この「出口」から入った。

そして入ってすぐに目にしたのが、

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こちらであった

 おかげでますます調子が狂った。

腰掛けのような石の中央に弥生時代の様子の絵が描かれたパネルが埋め込まれているこちら、他にも同じようなものがいくつかあり、米作りや狩の様子、木の道具や土器を作る様子なども描かれていた。

そのどれもがこのタッチの画で、ゆるい気持ちにさせてくれる。

さらには、

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こんなものまで置かれていた

遺跡の位置を示した立体地図だ。

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ジオラマ風に撮れる

カメラで撮るという点においてはありがたいオブジェだ。

子供心を刺激されて狂った調子が変なところで再び昂ぶってしまった。

 

その気持ちのまま振りかえると、再現したという家屋も目に飛び込んでくる。

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弥生式住居だ

車でこの公園へと向かっていると、急にこの建物が目に飛び込んでくるので、こここそが「吉崎・次場弥生公園」であるとすぐにわかる。

この建物、教科書で見たことはあっても、こうして実物を見るのは自分も初めてであった。それがこの石川県で見られたというのが、何だか不思議であった。

さすがは不思議のまち「羽咋市」といったところだろうか。

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「ねずみ返し」だ

これも小学校だったか中学校だったかの教科書で学んで、いまでも覚えていたためか、個人的にはこういう点に興奮してしまった。

高床式と呼ばれる足が高い姿とあわせてネズミがこないような作りとなっている。

この建物は倉庫としてよく使われていて、蓄えていた穀物などをネズミに食べられたくなかったのだ。

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藁葺き屋根の様子

竹と荒縄で支えられているのかと思うと、現代人にはおっかなビックリだ。

よくこれで持つなぁ、と思いながら、案外家屋はシンプルな構造で成り立つものだと納得もしてしまう。

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こちらはいわゆる「竪穴式住居」

こちらも弥生時代を象徴する住居だ。

自分はこの形を目にして、Zガンダムに出てきた「バウンドドッグ」というモビルスーツのMA形態の時の姿ばかりが思い浮かんだ。もとい、バウンドドッグにしか見えなかった。

 先程の高床式倉庫でもそうだったが、写真でも見てわかるように入口がある。中に入れないのだろうかと思って近寄ってみると、

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冬季は閉鎖されていた

この写真を撮りに行ったのが12月の半ばであった。

我ながらタイミングがわるい。

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おまけに天気も悪かった

案内にもあるように歴史民俗資料館に電話をかけると冬季でも中を見学できるようなのだが、このときもうポツポツと雨が降り始めていたので今回は諦めることにした。

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はい、濡れてます

 

さて、住居が閉鎖しているのなら、こんな珍しい建物がありながら冬場は人も来なくなるのだろうかと思ってしまうが、この公園には別の利用法もあるようで、実はこの日も自分以外に先客がいて、その別の利用方法というものを実践していた。

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元気なおじいさんたちがグランドゴルフをしていたのだった

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弥生式住居のすぐそばで

一見、情緒がない。この光景を見たときも調子が狂ってしまったことを白状しておく。

ただ、ここを利用する地元の人達からすると、この光景こそがいつもの「吉崎・次場弥生公園」なのだろう。

遺跡を保存し建物を再現したからと言ってかしこまることもせず、人も通わず寂しくなるくらいなら今風に利用してしまおうとの発想のたくましさは、自分としても嫌いじゃない。

タイミング悪く住居の中には入れなかったものの、むしろこの光景を目にしてこの公園を好きになってしまっていたくらいだ。

改めて春にでも再び訪れ、家屋の中の撮影をリベンジしたいものである。

 

おまけ

帰るとき、来るときとは別の道路を使ったところ、この公園からそう離れていないところにある、とある工場の門の前で狛犬を見つけた。

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発見

運転中にこの姿が目に飛び込むや、車を急停止&バックさせて撮っていた。

耐炎シートなどを作っておられる吉野株式会社北陸工場の門の前であった。

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阿形の獅子もいる

一般的な狛犬をさらにSD(スモールデフォルメ)化したような可愛らしさがある。

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横顔でまた表情が変わる

カエル系、またはウルトラ怪獣ピグモン系にも見える。

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申し訳なさ程度に生えた爪

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尻尾もひかえめだ

ミニ怪獣を思わせて愛嬌がありますな。

 

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比べて吽形の狛犬の横顔

 横から見るとわかるが、頭がまっ平らだ。

目が大きく白目のみ、そして鼻も丸く大きい。

こういう顔をした人間いるな、そう思えた。

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別の角度から

首にくびれがなく寸胴のようにストンと伸びているように見える。

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爪もほぼない

こちらはまるでドラえもんの手のようだ。

やはりかわいい。

 

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 自分としては満足

思わぬところで狛犬が撮れて、弥生公園の建物が閉まっていたことへの無念さもすっ飛んでおりました。

ついでにこの時には雨もやんでいたのだから、何か狛犬に魔力めいたものを感じずにはいられない。

狛犬写真家を自称しようかと目論んでいるだけあって、狛犬とは少なからず縁があるのかもしれない。