初心の趣

カメラ初心者の石川県人が同県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています

那谷寺の遠山桜記念植樹で松平健さんを見に行く

那谷寺は今年、開創1300年だ。

以前にこのブログ内でも記した「御柱立柱祭」のようにそれを記念した大祭が現在行われている。

その一つとして4月23日の午前中に「遠山桜記念植樹」という記念式典も行われていた。

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那谷寺の駐車所がある山の方で行われていた

この写真は小松市長の和田愼司さんが挨拶をしている所だ。

記念式典だけあって、参加している方々は県や市の偉い方ばかりだった。

そして、ゲストとして俳優の松平健さんも来ていた。

ステージの左から三番目に座っているのが松平健さんだ。

今回自分がこの植樹式に訪れたのは、この松平健さんを生で観たかったからである。

はっきりいってミーハーだ。

一度植樹式の風景を撮ってみたかった、という理由もあったのだが、割合でいえば2割くらいしかなかった。

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那谷寺の住職である木崎馨山さんによるお言葉

関係者出席者への感謝の言葉を述べられていた。

そのあと、いよいよ植樹が始まる。

お祭りのような、何かイベントがあるのかとも期待したくなるところであるが、これはあくまで記念式典であるので派手なことは行われない。

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植樹へ動き出す

植樹するのは桜で、その数は4本あった。

植樹するのは松平健さんや住職を始め、小松市長や石川県知事、実行委員や県会議員の方々、地元組織の会長さんたちで、それらが4つのグループに分かれていた。

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第一桜に集まる面々

ボーイスカウトのような子どもたちが長い列を作っている。

彼らは那谷小学校の「みどりの少年団」だそうだ。

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第一桜では松平健さん、住職、みどりの少年団が植樹する

ホンモノの健さんだ。

自分の中で健さんといったら暴れん坊将軍のイメージが一番強い。

マツケンサンバよりも断然、白馬にまたがっていた徳川吉宗公だ。

自分にとっては「健さん=将軍」だ。

将軍姿がまた格好良かったのだ。

ただ、この健さん、将軍のイメージが強いけれど、実は「遠山の金さん」(2007年テレビドラマ)にも出演、初代「中村梅之助」さんから続く七代目の遠山金四郎でもある。

ここで今回の記念植樹の名前を思い出してもらいたい。

植樹の名前は「遠山桜記念植樹」だ。

こちら、那谷寺1300年を記念し、那谷の地を祝福するため、新名所事業として行われることになった。

サクラを植えることはわかるが、それがなぜ遠山桜なのかと言えば、なんでも「遠山の金さん」の原作者である時代劇作家「陣出 達朗」(じんでたつろう)氏がこの石川県小松市の那谷町出身なのだからだそうだ。

その「遠山の金さん」が縁でこの度、松平健さんがゲストとして呼ばれたのであった。

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植樹イベント開始

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住職とともにショベルで土をかけていく

健さんが動いている。

人形でも3Dホログラムでもなく、ナマの健さんがそこにいるのだ。

子供の頃「暴れん坊将軍」を見ていた者からすると興奮してしまう。

やはり自分はただのミーハーだ。

植樹よりも芸能人見たさにやって来て、芸能人を撮りたいがためにシャッターを切ってしまっていた。

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一応、ほかのサクラの植樹の様子も

この第二桜では石川県知事の谷本正憲さんや小松市長、衆院議員の方たちで土をかけていた。

知事や市長がショベルを持っていると、記念行事っぽく見えてくる。

いや、記念行事だ。

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第三桜、第四桜でもちゃんと土をかけていました

県議会議員の方々や地元連合会会長さんなどが参加していた。

健さんばかり見てしまいがちだが、4本すべて見るのが参拝者(来客者)としてのマナーだろう。

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と言いながら健さん中心に撮る

記念碑の除幕の準備中だ。

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そして除幕へ

ポジションが悪くて背中しか写っていないのが悔やまれる。

それでも健さんが主役であることに変わりはない。

普段の県内の除幕式などはだいたい谷本知事がされているイメージが有る。

そのせいか、後ろで拍手をおくっている谷本知事の姿が自分の目にはちょっと新鮮であった。

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記念撮影をしている所も撮影した

ここでも背中。

そして谷本さんが脇でにっこり。

あんな近くで芸能人を撮影できるカメラマンの方が羨ましい。

何より、一緒に写るみどりの少年団の子たちがうらやましい。

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あ、知事たちもちゃんと記念撮影されてました

写真は省くが、第三桜、第四桜でも記念撮影されてました。

天気も良かったので、キレイに写って、ほんと記念になるだろうなと思う。

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その後はトークショー

動いている姿だけではなく、健さんのナマボイスも聞けたわけです。

その話によると、健さんが那谷寺に来たのは今回が初めてになるのだそうだ。

さらに言うと、「遠山の金さん」の原作者である陣出達朗氏とも会われたことがないらしい。

この度の「縁」というものを考えると、人によってはオブラートに包む方もいるだろうが、健さんは素直な方だった。

もっとも、陣出氏はそもそも明治生まれの方で、1986年には亡くなられているので、それもそうだろう。

 

それにしても、今回は人物ばかりの写真となった。

こうやって写真を並べてみると、人物を撮るのもそれはそれで難しい。

そんな中でも、最後のトークショーの写真のように、人物だけが浮き上がったような写真が撮れると人物の写真も楽しくなってくる。

それに気づくきっかけを与えてくれた形となった松平健さんと那谷寺には感謝である。

 

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最後の最後に奇跡の接近写真

那谷寺の山門の前で撮影をしていたら、警備の方に車が通りますと言われたので避けることになった。

するとその車から健さんが出てきたのである。

ミラクルだ。

那谷寺に感謝しておいてよかった。