初心の趣

カメラ初心者が石川県を中心に地方の変わった魅力を紹介しています。

金沢にし茶屋街で賞味期限が5分の夏限定モナカを見つけた

金沢には三大茶屋街というものがある。特に有名なのはこのブログでも何回か扱っているひがし茶屋街だろうか。自分のアイコンもひがし茶屋街の外灯だ。

先日、その三大茶屋街の一つである「にし茶屋街」に寄ってきた。

近くを歩いていたのでずいぶんと久しぶりにこちらにも足を運んでみたら、冷菓モナカが売られていたお店があった。

それがまた美味しかったので軽く紹介したい。

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野町にある「にし茶屋街」

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にし茶屋街だ

ひがし茶屋街が金沢城から見て東(北東の方)にあるのに対して、このにし茶屋街は金沢城から西側(西南の方)にある。

金沢駅から離れていることもあってあまり観光客がいないので隠れスポットとよく言われる。

にし茶屋街は金沢市野町にあり、この町にも北陸鉄道石川線野町駅があるのだけど、金沢駅と線で繋がっていないから行きづらいと言えば行きづらいのかもしれない。

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外灯を撮った

自分の中で茶屋街=外灯というイメージがある。

そんなものでつい撮っていた。

夜ではないので趣はあまりない。うしろの飛行機雲がせめてもの救いだ。

 

甘納豆屋さんのある角を曲がった先に

通りを歩いていると甘納豆などを扱う和菓子屋さんがある。

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こちらがその「甘納豆 かわむら」さん

添加物を使わない甘納豆のお店として知られている。

その柱に「まめみつ氷」と書かれてあるのがわかるだろうか?

夏限定でまめみつ氷も提供してくれるのだ。

このまめみつ氷を提供する場として、お店の裏の方で冷菓屋(アイスクリーム屋)さんもオープンしていた。

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角を曲がると「冷菓」ののぼり旗

「甘納豆 かわむら」は角地にあり、本通りからその角を曲がるとこの通りに出る。「冷菓」ののぼり旗が立っているものの、お店なのかアイス工房なのかよくわからない建物が併設していた。

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壁にはアイスモナカの文字

アイス・モナカがあるというのがわかる。

ただやはり、甘納豆屋の中で提供してくれるという意味なのか何なのか、自分には最初よくわからなかった。

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犬禁止のマーク

とりあえずペットは駄目だということはすぐにわかった。

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覗き込むと「MAME ノマノマ」の文字とロゴ

すぐ左手が懺悔室くらいの小さなカウンターとなっており、その奥では男の店員の方がアイスの準備をしていた。

自分の姿に気づくと「いらっしゃい」という。

カウンターの傍には写真付きの冷菓のメニューもある。

どうやらここで注文できて、その場で作って販売してくれるようなのだ。

そのメニューを見てみるとアイスモナカとまめみつ氷、コーヒーなどのドリンク類も頼めるようだ。

写真に写っているのはともにモナカのだ。

一つはアイスモナカ(写真では右側)だ。

もう一つは新商品「柚子ピール・マスカルポーネチーズと塩豆あんのモナカ」と書かれてあった。しかもこのNEWモナカ、賞味期限(美味い時間の限界)が5分と書かれてあった。

短すぎるだろう…

と思いながら、その期限の短さの物珍しさに惹かれてそのNEWモナカを注文してしまっていた。

 

作ってもらっている間、このお店について店員の方に少し話を聞いた。

建物そのものはむかし茶屋だったらしい。

庭の方には蔵も見えた。

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土蔵がある

茶屋の中にあった土蔵なので、芸子さんの楽器や着物などが入れられていたそうだ。

2001年からお店をはじめて、2013年にはお店を改装してと、そういった話も聞かせてもらっていると、モナカはすぐにできた。 

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こちらがその「柚子ピール・マスカルポーネチーズと塩豆あんのモナカ」(300円)

長い名前だ。

あまりに長すぎて覚えきれないのでメモをさせてくださいと声をかけたら、写真に撮ってくれていいよと店員の方は言ってくれた。

いい方だ。

お店の説明といい、そういった許可といい、店長さんやオーナーの人だったのかもしれない。

さっそくその「柚子~」を食べてみたが、これが上品で美味い。

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餡の方から齧る

塩豆あんの方から齧ると、まず餡(あん)から美味かった。

ここの甘納豆って添加物を加えないそうで、この餡もケミカルな味がしなかった。

おかげで舌の上に乗せたときの風味が柔らかいのなんの。

それでいて、今度はチーズ部分も一緒に齧るとその柚子の香りが軽い刺激を持って鼻の奥を抜けていく。

味に変化があるのだ。

そして刺激と言っても心地よい刺激だから全体的に調和がとれている。

舌鼓を打つって言葉があるけど、その味の絶妙さに芸子さんの鼓を鳴らしたくなった。

美味しくてあっという間に食べてしまっていたので、賞味期限5分も自分には関係なかった。

冷菓だけどそこまで頑固に冷たくもないので食べやすい。

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あっという間に包み紙だけになってしまった

包み紙にもお店のロゴが描かれている。

メニューの数もお店の作りもシンプルならロゴもシンプルだ。

ゆるさがかわいい。

この甘納豆屋さんに併設された「MAME ノマノマ」という冷菓屋さん、まめみつ氷が出る夏限定のオープンらしい。

たまたま立ち寄って、限定の店を見つけれて、その冷菓が美味しかったのだから自分は運が良い。

最後に、その運の良さとめぐり合わせを記念して改めて「冷菓」ののぼり旗を撮ることにした。

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風が強くてまともに撮れませんでしたけどね

運が良いというのは…さっそく訂正したいと思う。

何にせよ、食べたくなった方は夏の間に「にし茶屋街」に足を運んでみてはいかがだろうか。

観光客が少なくても侮れません。