初心の趣

カメラ初心者が石川県を中心に撮った写真をのんびりと綴っています。

夜の水族館に行ったらラッセンの絵のような写真を撮りたくなった

昨年、いしかわ動物園のナイトズーに足を運んだが、動物園だけではなく水族館にも夜の開館イベントがある。

能登島にある「のとじま水族館」では「夜の水族館」という名で開催されていた。

いわゆるナイトアクアリウム系はのとじま水族館に限らず一度も行ったことがない。昼間とは何が違うのか気になったので先日足を運んでみることにした。

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夜の水族館は18時から

のとじま水族館の「夜の水族館」は通常営業後の18時から始まる。閉館は21時だ。

開催日が決まっていて、7月後半から10月前半までの土日に行われている。

ただし、毎週行われているわけではなく、月にだいたい2、3回しかない。

平成29年でいうと、7月16日(日)と22日(土)、8月19日(土)と26日(土)、 9月2日(土)と9日(土)と17日(日)、そして10月8日(日)と全部で8回なのでなかなかレアだ。

値段は大人で1200円、小人で300円(3歳未満は無料)だ。(注:昼間の料金とは別)

自分のように年間パスを持っているものはパスを使って入ることが出来た。

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18時半くらいに到着

夏なのでまだ日没前だった。

駐車場付近には移動式の野外照明灯が数本設置されていて、そこからすでに昼間とは様相が違っていた。

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移動式のバルーン照明灯

これ、かなり明るい。

そして、これがないとこのあたりって夜になると真っ暗だなということに今更のように気づいた。

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夕日を撮影

この水族館には何度も足を運んでいるが、こうやってここで夕日を見るのは初めてのことだ。

島だし、目の前は海だし、よく考えるとのとじま水族館って夕日を望むのに適したスポットだ。

 

夜のイルカショー

夜なので動物によっては見れないものもいる。

それでもイルカショーは行われていた。

19時と20時の計2回、夏だからかお祭りバージョンで行われていた。

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始まる前に「のとじま音頭」の振り付けの練習

ショーの途中でお囃子に合わせてお客たち全員で座ったまま軽く踊るので、その練習をしている。

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本番ではイルカたちも一緒に踊ってくれます

うむ、かわいい。

こういうときもっと遠くのものを撮れる望遠レンズがあればなとつくづく思う。

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相変わらずジャンプが高い

イルカって体重が100kgを超えるのにどうしてここまで高く跳べるのか不思議だ。

やはり、それだけ全身筋肉で出来ているからだろうか。

人間ではまず無理だ。ここまで跳べたらもう漫画の世界になってしまう。

 

ショーそのものは約15分ほどで終了する。

ただ、終わってからもトレーナーの方々とイルカたちがしばらくプールに残って演技をしてくれていた。

このとき、観客席を降りてプールの目の前まで行けるので、演技するイルカたちを間近に見ることが出来た。

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近づいてくる

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近い

近いことに興奮してピント合わせをミスしてしまった。

以前イルカと触れ合う体験をしているのでもっと間近で見たことはあるのだけど、自分でカメラを構えてこれだけ接近するのは初めてだ。

初心者とはいえカメラを操る者としてはたまらないシチュエーションである。

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目の前で跳ぶ!

またしてもピントがずれているけど、興奮して焦った証拠だ。

やはり目の前だと迫力が違う。

これだけ跳べたら気持ちいいだろうなぁと羨望の目も向けてしまう。

なお、ジャンプによって水が跳ねる。

だいたいプールの中央付近で跳んでくれるので滅多にないものの、あまりプールの近くにいると水をかぶることになるので気をつけないといけない。

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こうしているとかわいい

体重100kg超であれだけ高く跳ぶ驚異的な動物なのに、こうしていると癒し系だ。

 

夜の館内を散策

イルカのプールの側には普段見なかったこういったワゴン販売もいた。

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かき氷などが売られていたワゴン販売

夏なら昼間もいるのか、それとも夜だけなのか不明だが、普段から見かけないものを見ると特別感があった。

 

夜とは言え「水族館本館」(ただし改装中のため一部のみ)やジンベイザメのいる「青の世界」、「海の自然生態館」も開いていた。

昼間と変わらずイベントを行っていたり、夜だから見える景色などもあったのでここで少しまとめてみたい。

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海の自然生態館では昼間も行われているイワシショーもやっていた

群がる群がる。

噴出されたエサにイワシたちが集まっているのだ。

相変わらずすごい迫力だ。

欲を言えば、せっかく夜なので、このショーのときだけは館内の電気を消すか明るさを抑えて暗く(イワシたちのいる水槽だけはライトアップ)してくれていたらなお良かっただろうなぁという個人的な感想を抱いた。

ただ、安全上の問題やほかのイベントとの兼ね合いもあって、それがなかなか難しいというのもわかる。

 

そのほかのイベントと言えば、現在この海の自然生態館では「ペイントアクアリウム in のとじま」というイベントが行われており、夜にも参加できた。

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自分で描いた魚たちがスクリーン上を泳ぐようだ

作業台があり、そこで魚の絵を描く。

お子様たち、また女性の方々がワイワイと自分好みに自分らしく描いていた。

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個性的な絵が泳いでいる

自分は絵心がなく、お子様たちより上手く描ける自信がなかったので、参加せずに眺めるだけにした。

 

この海の自然生態館には屋上もある。

そこから夜の敷地内を見渡すこともできる。

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夜の景色

イルカショーを見終わってイワシショーが始まる頃にはこのくらい暗くなっていた。

青や紫に光っているのはペンギンたちの散歩コースになっているところだ。

下に降りて見てみると、

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ライトアップされていた

こちら、青や紫だけではなく黄色や赤といった具合に色んな色で点灯する。

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華やか

こういうのは間違いなく夜しか見れない。

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ペンギンは就寝中ですけどね

生活習慣があるから、こればかりは仕方ない。

 

イルカのトンネル水槽がなんだか深海

これは夜しか見れないなと言うところは、「イルカの楽園」という施設のトンネル水槽もそうだった。

しかも、ここが「夜の水族館」の一番の見どころなんじゃないかと個人的に思った。

明らかに昼間とは違うし、なんだか浮世離れした空間に思えたのだ。

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これがその夜の「イルカの楽園」トンネル水槽

まるで深海だ。

水槽の上の方からブルーのライトを当てているので月光が差しているようにも見える。

あれ? その構図ってどこかでみたことがあるなと思い出してみたら、クリスチャン・ラッセンの絵だとしばらくして気づいた。

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なんだかラッセンなのだ

そうなると自分が考えることはもう「ラッセンのような写真を撮りたい」であった。

上の写真では暗すぎるのでどうにか光を取り込んでよりラッセンのように撮れるよう努めたのである。

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ラッセンのように

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撮りたい

結論を言おう。

自分には難しかった。

光を取り込んで明るく撮ることも難しければ、イルカたちも都合よく目の前に留まってくるとも限らなかった。(イルカたちはよく寄ってきてはくれます)

暗すぎるためにピントもあわず、ピントを合わせているとイルカは目の前から去り、慌ててシャッターを切ってもぼやけるだけ、この繰り返しであった。

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明るさだけみたらこちらが一番明るく撮れた

イルカは撮れていませんが。

この写真にイルカたちが入っていればラッセンっぽいものになっただろう…多分。

確かに難しったものの、それでもラッセンっぽい写真が撮れる可能性は示せたのではないかと思われる。

 

まとめ

夜の水族館、就寝中の動物はいるものの昼間と違う景色をいくつも見れて想像以上に良かった。

普段(昼間)、担当の動物達の飼育や解説等で忙しい飼育員さんたちが夜は時間に余裕があるようでお客さんの後ろの方で一緒になってイルカショーを見学し、一緒になって「のとじま音頭」を踊っていたりしていたが、その地元の盆踊り祭りのような和やかさも良かった。

お客も飼育員もそしてイルカも一緒に踊るっていう一体感はなかなかない。

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ショー開始直前、出番を待つトレーナーの方

トレーナーの方は、みんなに見られている分もしかしたらいつも以上に緊張していたかもしれないけれど。

また、最終的にラッセンの絵のような写真を撮ろうと奮闘したことも、カメラ好きからするとまるで体験物のように能動的に楽しめた。

能動的に楽しむという点では、昼間に負けず劣らず、もしくは昼間以上の興奮をこの「夜の水族館」は与えてくれたと自分は思う。

その興奮の種類は、先にも記した盆踊り祭りの、慰労や納涼を共感する静かな興奮に似ていた。

 

なお、帰り際、ジンベイザメのいる「青の世界」を通っていくとアンケートを求められた。

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こちらがそのアンケート用紙(表裏ある)

今後も水族館が盛り上がるようアンケートには積極的に参加した。

抽選で20名の方にオリジナルグッズももらえる可能性があるとか。

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その場ではオリジナルシールをもらえる

シールは回答者全員にもらえるようだ。

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最後に青の世界のジンベイザメの写真も

今更のように気づいたけど、「青の世界」の水槽って年中ラッセンの絵のような写真を狙えるのではないだろうか。

「夜の水族館」、いろいろと発見させてくれる。