2023年、最後の記事もパン…
ふらっとパン屋巡りだ。
奥能登国際芸術祭2023に向かった際に能登町斉和の「ケロンの小さな村」にも立ち寄ってきたので、記したい。
久しぶりの「ケロンの小さな村」
2023年は奥能登国際芸術祭2023があったので、その鑑賞記事を48作品全てで書いた思い出が強い。
今年最後の記事も、そのときに立ち寄った能登町斉和に「ケロンの小さな村」のパンで〆たい。
向かったのは鑑賞旅第四日目の11月3日(金・祝日)だった。
奥能登国際芸術祭2023の見ていない作品も残り僅かで、時間的に余裕があったものだから、珠洲市に向かう前に、その一つ手前の能登町にあるその「ケロンの小さな村」に立ち寄ったのだ。
過去にも奥能登国際芸術祭がある年は、だいたい立ち寄っている。
春から秋の土日限定でオープンしているところなので祝日とは言え金曜日にやっているのか少し不安であったものの、現地に向かってみると…
営業中ののぼり旗を見つけた
オープンしていたのだ。
こちらがその入口
ケロンの小さな村は、芸術祭が始まる以前にも何度か足を運んでいて、当ブログでも記事にしている。
米粉を使ったパンの販売やピザ作り体験などもできるところだ。
(数年前にピザ作りを体験したときの記事は→こちら)
ここ、ホント好き
手作りのパン焼き窯があり、手作りの遊具、水車やツリーハウスなどがある自然体験広場(子ども森の学校)のようなところでもある。
さらにいうと敷地内ではお米や野菜なども作られている。
リアルマインクラフトみたいなところなので、自分はここをかなり気に入っている。
パンはここで売られている
コロナ禍があってここ数年なかなかこれなかったのだけど、運営しているご高齢のご夫妻(お父さんの方は元教師)も元気そうだった。
この建物の中に窯があり、その前でパンが並べられている。
どれもここで作られた米を使った米粉パンだ。
それもまた過去に何度も食べているんだけど、今回あらためてふらっとパン屋巡りとして取り扱いたい。
今回、3つのパンを購入させてもらった。
3つの米粉パン、いただきます
購入したらこんな手さげバックに入れてもらえた
古紙で作られた紙バッグだ。
マイバックを持ってきてなかったのでありがたい。
ビニールやプラスチック製品じゃないところも、やさしい。
ちなみに敷地内ならどこで食べても良い。もちろん、持ち帰っても良い。
1つ目はカレーパン
王道なので選んでしまった。
自分がやってきたのは9時過ぎの朝で、朝食を取らずに家を出てきていた自分としては朝飯代わりだった。
菓子パンの選択はなく、こういう惣菜パンを選んでしまった。
かぶりつく
カレーなので辛味は程よくある。
それでも米粉パンが優しくその辛味を包んでくれているから、辛いのが苦手なお子様の舌を持つ自分でも食べれる。
軽くついたパンの焼け焦げの香りが鼻を抜けて、その「窯で焼いた感」がたまらん。
ご飯のおこげが美味しく思えるのと同じ感覚だ。
それにカレーが包まれているのだ、庶民の自分にはなにか懐かしさのようなものもあり、食べながら心震えるものがあった。
2つ目はチーズパン
このカエルの顔がかわいい。
この可愛さだけでこれは買おうと決めた。
自分が選んだものは中にチーズが入っているのだが、チョコが入っているものもあった。
自分はチーズ好きなので、また惣菜パンを食べたかったのでこちらを選んだ。
かわいいから食べるのもったいないけどこれまたかぶりつく
中にはしっかりチーズ。
カレーパンのときと同じように、米粉の生地がほんとやさしい。
変なものが入っていないから、純粋に米粉パンとチーズの味を味わえる。
この、シンプルな手作りな味こそがね、これこそが美味いんだよなと再認識させてくれる。
なお、この日のパンのお供はブルーベリージュース
ここに来る途中にある能登町の道の駅「桜峠」で事前に購入しておいた。
能登町はブルーベリーの栽培も行われているところで、お酒やこのジュースのようにブルーベリー製品がいくつかある。
最近、スマホで視力低下があるので、選んでしまった。
でも、これまたパンとも合う。
最後はソーセージパン
このわかりやすさ、たまらん。
そしてこのパンが一番、窯の焦げ目があった。
食べてみると期待を裏切らない優しい味わい。
この癖の無さが美味しい。
唯一癖があるとすれば窯の火による焦げ味なんだけど、コーヒーやチョコでもビターな味が好きな自分としては、それがちょうどよく、なんなら味のアクセントになっていて楽しめた。
甘さがほしいならブルーベリージュースを一緒に口の中に流し込み口の中で上書きすればいい。
ブルーベリーの方も優しい甘さなので、甘い方向に上書きしても口の中が優しさに満たされるから、至福のコンボだった。
感想
場所がいわゆるベーカリーではないので、この企画に数えて良いものか少し悩んだものの、こここそふらっと立ち寄ってパンを買って帰っている!って感じがするところも自分の中でなかったりするので、今回、「ふらっとパン屋巡り」として紹介させてもらった。
「ケロンの小さな村」の米粉パン、手作り感と自然の味がつまったその優しい風味に癒やされた。
こんなところにある
土日しかやっておらず、また12月から3月の冬季は、ここ豪雪地帯で雪に埋もれてしまうのでオープンしていない。
場所も能登町と金沢から遠く、なかなか立ち寄れないことも多いけれど、それだけに立ち寄れてパンを買えたときの喜びや安堵感もひとしおだったりする。
自分、ここが本当に好きなんだなと思う。
この手作り感が、なごむ
いやぁ、お二人の元気な姿も見れたし、立ち寄って良かった。
これからも長く続けてほしいものです。
また来ます。
最後に
今年一年、当ブログ記事を読んでいただきありがとうございます。
皆さん、良いお年を。