5月4日に青柏祭へ行った際、道の駅「能登食祭市場」にてルミュゼドゥアッシュが期間限定で特別なシュークリームを発売していたので食べてみた。
立ち寄った食祭市場にて購入
5月4日の食祭市場
今年の青柏祭に行った時、能登食祭市場の側の駐車場に止めていたので、帰り際にこの道の駅にも立ちよった。
そこで七尾出身の世界的パティシエでショコラティエの辻口博啓さんのお店「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」が出張販売をしているのを見かけた。
アッシュの和倉店が来ていたようだ。
5月3~5日、青柏祭に合わせて地元の伝統菓子をモチーフにした洋菓子を限定販売しているというので一つ買ってみることにした。
ちなみに限定販売されていた洋菓子は二種類あった。
一つは青柏祭の祝い菓子でもある「長まし」をイメージした「長ましロール」。
もう一つは「いがらまんじゅう」をイメージした「いがらシュー」だ。
甘いものを2つ同時に食べるのはさすがに血糖値的にまずいかなと思ったので一つにしてみたのだった。
選んだのは「いがらシュー」というシュークリームの方だ。
まさかの箱買い
というか箱でしか売っていなかったのだ。
ロールケーキの方も箱のみだった。
そんなものだから2つも一気に買えなかったのである。
なお、長ましロールといがらシューはル ミュゼ ドゥ アッシュ和倉店の方でも限定販売されていたようで、そちらでは箱ではなく単品で買えたようである。
いがらシューをいただきます
一箱880円で4つ入りであったので一つ220円だ。
モチーフにした「いがらまんじゅう」とはそもそも何かといえば、もち皮にもち米をたくさん乗せた能登の銘菓だ。
「えがらまんじゅう」と呼ばれることもある。
イガ栗の殻のことを「いがら」と呼ばれるんだけど、それがきれいに青色に染まる頃に食べる饅頭として知られている。
その饅頭自体の色も爽やかな緑色だったりする。
子供の頃、田舎(七尾市)でよく食べた記憶がある。
そんないがらまんじゅうをモチーフにしたシュークリームはどんなものか。
箱を開けてでてきたものが…
こちら
シュー生地なので表面は茶色系だった。
ただ、茶色の中にも緑色っぽいものが含まれているのがぼんやり見て取れる。
もち米の代わりにライスパフも乗っかっている。
いただきます
かじってみると、その生地に含まれる緑色がさらによくわかる。
たしかに緑色が練り込まれているのだ。
抹茶みたいな色をしているのでそれっぽい気もするけれど、風味は抹茶とはちょっと違う。
これ、後になってわかったことだが、七尾市の中島菜をシュー生地に練り込んでいるという。
中のクリームは大納言のような紫系の色をしたもの。なんでも能登大納言を使用しているそうだ。
アッシュのクリームは味がしっかりしている。市販のものと違って味が薄かったり、気の抜けた後味があるわけでもない。
この大納言と生地の草系の味(このときは中島菜だとは気づいていない)のコンボは少々独特。
生地でキレ、クリームでコク、といった具合に口の中で反発するような味が溶け合うイメージ。
これを合わせちゃうんだという驚きがあって面白い。
美味しくいただきました。
欲を言えばもっと冷えた状態のほうが美味しいかもと思った。
お店の人も冷蔵庫で冷やしてその日のうちに食べてくださいと言っていたので暑い日に持ち歩いて食べるのではなく、一度持って帰ってじっくり冷やせばよかったかなと反省する。
来年は久しぶりにいがらまんじゅうの方も食べてみたくなったし、「長ましロール」の方も食べてみたくなった。
ごちそうさまです。