以前、当ブログでも紹介したが、石川県加賀市の山中温泉には「アイスストリート」なるものがある。
商店街通りを中心に、食べ物屋に限らずアイスクリームを売っているお店がいくつもあるのだ。それも各店それぞれオリジナルのアイスを売っている。
先日、改めて加盟店の一つに足を運んでそこのオリジナルアイスを食べてみた。
なにげにアイスクリームが盛んな山中温泉
12月に山中温泉の源泉を使ったアイスキャンディを紹介した。
(アイスキャンディの記事は→こちら)
山中温泉にはアイスクリーム通り(アイスストリート)なるものがあり、アイスクリームで地域おこしのようなことをやっている。
普通の商店街通りだけどここがアイスクリーム通り
紹介した源泉を使ったアイスキャンディはそれを代表するようなアイスであった。
それとは別に、23ある加盟店それぞれでもオリジナルアイスクリームを提供している。
前回の記事を機にその23店舗のアイスを一つ一つ食べてみたくなったので、先日その一つに行ってみることにした。
23もあるのでどこからいこうか迷ってしまうところであるが、自分の中で最初に行くお店は決まっていた。
前回のアイスキャンディを買ったお店「ルイドール」だ。
お店の方に「また来ます」と言ったので、早速また行くことにしたわけだ。
ルイドールへ
ルイドールは「アイスクリーム通り」こと湯の本町商店街通りにある。
欧風パン屋兼喫茶店だ。
お店の前の様子
菊の湯(男湯)あたりからアイスクリーム通りを入っていって150メートルくらい歩いた先にある。
ちなみに扉は手動
「左へ」と書かれてあるので手で引いてあける。
自動ドア全盛の時代ですが、この不都合感やレトロ感が自分好み。
ガラスには前回購入した源泉を使った「菊の湯アイスキャンディー」の手書きの広告も張ってある。「ちょっと寒いけど…」との注釈がむしろハートウォーミングだ。
奥が喫茶店になっている
手動のガラス扉を開けて入ってすぐはパン屋だが、店の奥にさらに扉があり、そこは喫茶店になっていた。
実はこのルイドールのアイス、喫茶店の中で食べることもできれば、テイクアウトも出来る。
それぞれで見た目も値段も異なる。
喫茶店で食べる場合は480円。
テイクアウトは350円だ。
店で食べる場合は皿に盛られてトッピングもされるらしい。
自分はその違いをよくわかっていなかった。
普通にパン屋の方でテイクアウトのものを頼んでいた。
対応してくれたのは、自分の母親世代の女性で、キレイに可愛らしく歳を重ねた感じの方だった。
その方は、数週間前に自分がここで菊の湯アイスキャンディーを買ったことも覚えてくれていた。
クリームチーズのあいすくりーむを食べる
このルイドールのオリジナルアイスは「クリームチーズのあいすくりーむ」というものだ。
テイクアウトだとカップで売っている。
こちらが「クリームチーズのあいすくりーむ」
自分はチーズが大好物なので、名前だけで涎が出てしまう。
このお店に最初に行こうとした理由の半分も好物が使われているからだったりする。
なおこのアイス、お店の方曰く、硬いらしい。
そんなものでスプーンを二つもらった
ハーゲンダッツのプラスチックのスプーンでは、アイスが硬くて折れてしまう可能性があるかもしれないということで予備で木のスプーンもいただけた。
硬いと言っても掬えないわけではない
特に表面は鰹節を削るように薄くすくえる。
薄くすくうので、その分最初は食感がシャーベットのようでもある。
食べていくとさらに硬さが増す
ちょっとやそっとじゃスプーンが通らなくなる。
かなり硬い。
無理にすくおうとするとスプーンが折れそうになるので、少しずつ破砕するように食べていくことになった。
でも、口に運ぶとチーズの濃厚さをしっかりと味わえた。
このアイスは中盤になるほど冷たいチーズアイスを食べている実感が増してくる。
クリームチーズアイスというか、冷たく固まったチーズ、または凍ったチーズという印象だ。それくらい濃厚。チーズ好きとしては唸ってしまう濃い味だった。
比べて甘みは控えめだ。
まあ、このチーズの濃さがあるなら甘みなんていらないだろう。
完食した
その硬さのためにガツガツとはいけないので、少し時間がかかったがプラスチックのスプーンを折らずに食べ切れた。
硬くて食べづらさはあるものの、これは美味かった。
少なくとも自分好み。
今回はテイクアウトのものを頂いたが、これから他22種類のアイスをすべて食べることが出来たら、またルイドールに戻ってきて喫茶店のほうで皿に盛られたものも食べたいものだ。
そのときはおそらく鉄のスプーンだ。遠慮なくガツガツ食べれそうだ。