一年くらい前に、富山県氷見市の県道18号を車で走っていると、道沿いの田んぼの一角にきれいに花が植えられているのを見かけた。
ついつい車も停めてシャッターを切っていたものである。
今考えると、そこがどこで、それが何の花で何の目的で植えられているかわからない。
よくわからないのでずっとお蔵入りにしていたが、一年くらい経ってふと思い出しだしたので、この度引っ張り出してきた。
写真とともに改めて振り返ってみたい。
氷見市の県道18号線で見つけた花
カメラ初心者の自分は、運転中でも、目に飛び込んできたきれいなもの、珍しいものがあるとついつい車も停めてカメラのレンズを向けてしまうときがある。
自分はこれを衝動撮影と呼んでいる。
そうして何も考えずに撮ってしまっているものだから、後になって写真の整理をしていると、「はて、これはどこで撮ったんだっけ?」ということが多々ある。
昨年2018年のGW(5月)くらいに富山県の氷見市に立ち寄った際、そこから七尾市に向かう道中でも同じようなことがあった。
道沿いの田んぼの一角にきれいな、自然に生えたとは思えない花の群れを見つけたのだった。
その日は天気もよく、目に入った瞬間に惹かれるものがあって、すぐに車を停めてしまっていた。
そのときにはその道路が何という道路なのかもわかっていなかった。
こんな感じで鮮やかなピンク色の花が田んぼの畦(土手)に
写真でいうと、自分は手前から奥の方へ(氷見から石川県七尾市の方へ)向かっていた。運転中にこれを目にすると車をUターンさせて、この場に舞い戻っていた。
右上、道路脇に路駐してあるのが自分の車だ。
なんだかわからないけど撮りたくなった
よく見ると、ピンクだと思っていた花は紫色であるかもしれない。
寄ってみた
何色だろ…?
ちなみに花の形は五芒星みたいなものだった。
自分は花のことに疎いのでこれが何の花であるのかいまだにわかっていない。
さらには同じ種類で白っぽいものも植えられていた。
白っぽいもの
寄ってみると…
薄紫っぽいものも混ざっておりました
これを撮ったのが5月ごろ。
その頃が季節の花を調べても、花鑑賞の嗜みがほとんどない自分には何の花なのかさっぱりわからない。
誰か教えてほしいものである。
そしてこれが、何のために誰の手によって植えられているのかももちろん自分にはわからないのだ。
場所を調べる
自分以外でも車を停めて鑑賞&撮影している人がいた
よく見ると「ようこそ」と花文字が書かれてあったような気がしないでもない。
運転中に目を引くこの花群を見つけた場所であるが、まずその道路から振り返り、調べてみると、タイトルでも記したように富山県の県道18号であった。
氷見田鶴浜線というところだ。
この日は氷見の道の駅から七尾に向かっていたので、ナビに従って走っていたのがこの道であったわけだ。
ではその県道18号のどのあたりなのかと思いだす。
なんとなく目印として覚えていたのは「郵便局」であった。
後からグーグルマップを使って辿ってみると、確かにその氷見田鶴浜線道中に郵便局があった。
それが「八代郵便局」だ。
八代郵便局の地図
この地図から県道18号もわかるかと思われる。
自分は右下の方から北上する形でその18号を走っていた。運転中に花に気づいてこの郵便局のあたりでUターンしているので、八代郵便局まで行くとちょっと行き過ぎになる。
花の群れはその手前あたりにある。
どのあたりか、地図の航空写真やストリートビューを使ってこまめに辿ってみると、地図でいうと西念寺近くであった。
もちろん西念寺は18号から逸れたところにあるので、そこまで行くわけではない。あくまで「西念寺あたり」であって、花は18号沿いにある。
近くにはこういうのもありました
祠(ほこら)だろうか。
ちょっと引くとこういった景色
田んぼの方にこんなトタンでできた小屋も見えた
グーグルマップのストリートビューでも、同じ景色が見られたので、そのあたりで間違いないと思う。
ただし、ストリートビューではこの色鮮やかなピンク系の花は写っていなかった。
4月の終わりか5月の初め、その季節限定で見られるものなのだと思われる。
春、GWより少し手前の季節にこの富山県の県道18号を通ることがあれば少し目を向けてみてはいかがだろうか。
自分もふたたびこの道をこの季節に通ることがあれば、近くの住民等にこの花の群れの詳細を聞いてみたいものである。