池のそばで足からデトックス!の「足湯の旅」第17回目だ。
今回は加賀市の片山津温泉にある「足湯 えんがわ」に行ってきた。
広場にある足湯
目的の足湯は砂走公園「あいあい広場」というところにある。
こちらが砂走公園
池のある公園で、写真の左端に見える屋根付きの停留所みたいな建物がその足湯だ。
「足湯 えんがわ」だ
こうしてみると池の岸に停めてある屋根船のようにも見える。
のんびりした風景だ
ただ、実際に中に入ってみると水上に浮かぶ舟の「揺れ」を感じるわけではないので、体感としては足元がすぐ池になっている縁側のような趣だろうか。
名前の「えんがわ」は間違っていないわけだ。
「足湯えんがわ」の中へ
ここは朝5時から夜の12時までやっている。
24時間ではないものの朝早く夜遅いこういうところ、昨今では珍しい。
入ってみると、その足湯は六角形の小さなものと縦長の大きなものとがあった。
六角形のものと
縦長のもの
自分は両方ともに足を浸してきた。
浸す
お湯の温度はかなり熱めだった。
最近の足湯の旅ではややヌルかったりちょうど良い湯加減のところが続いていたので、久しぶりにガツンとくる熱さであった。
特に給湯口のあたりは5分と入れていられないくらい熱い。
六角形のところでは上の写真で言うと左側が熱かった。円を描くように右にいくほど温度がほど良くなっていく。
縦に長いところでは、写真で言うと手前側が熱かった。
注意書きがあるくらい
出ているお湯が65℃だった。
そりゃ熱いに決まっている。下手すると火傷するレベルだ。
この出ているお湯から離れるほど、熱さはやわらいでいく。
浴槽の底はともに凸凹系
六角形のところも縦長のところも両方共足つぼ刺激系だった。
熱いと思って湯の中を移動しようとすると、今度は足の裏が痛いということになるので入る時は最初からヌルい方を狙うと良いと思われる。
お湯、飲める
六角形のところではこのように飲料用のコップも備え付けられていた。
温度を確かめてみるとこのコップのあるところのお湯はそれほど高くはなかった。少なくとも65℃とか危ない温度ではない。
飲んでみると、不思議な味だ。味があるのかないのかよくわからない。
和倉温泉で飲んだ時は海に近いから塩っぽい味がしたけど、ここではそういうものがないのだ。硫黄の香りもそんなにしなかった。
内側からの景色
湯に足を浸しながらこの景色が見える。
池の反射がいけている。
張り紙をチェック
建物の中に貼られてあるお知らせ等に、駐車場の位置が記された紙もあった。
建物に入ってからこれを確かめることになるので、それまではぜんぜん違う所に停めてしまっていた。
案内のとおり駐車スペースがちゃんとあった
案内の紙によるところの「右側駐車場」だ。
公園入口の目の前にある。それ以外の駐車所はちょっとだけ離れている。
こんな張り紙も
警告だ。
なんでも床板と床板の間にスマホを落としてしまう人がいるようだ。
しかもその間に落としたら基本、取れないそうだ。足湯利用時のスマホの管理は各々しっかりとしなくてはならない。水没もゴメンだ。
さらにはこんな張り紙も
深夜の騒音で苦情が出ていたようだ。
苦情が多いと足湯そのものが閉鎖されてしまうこともあるので、やはりマナーは守りたい。
どうでも良いことかもしれないが「けんとう」の誤字を見つけてしまった。
側には片山津温泉の配湯所もあった
この足湯がある公園内には片山津温泉配湯所というところもあった。
普段ならあまり気にも留めない「配湯所」であるが、ここのは少し建物が変わっていて目に止まってしまったのでついでに紹介したい。
こちらがその建物
遠くから見ると軍艦の船首のように見えた。
こうゆうのを見ると舟つながりで考えて、足湯の方もやっぱり屋根船を模しているんじゃないかと思えてくる。
また外側の形も変わっているなら…
内側も変わっていた
なんかお堂のようになっていた。
周りは池のようになっているものの渡り石が敷かれているので渡ることもできる。
渡った
渡っているとき、温泉独特の硫黄の臭いがした。
渡った先の景色
何故かお賽銭箱があった。
こういうのを目にするとすぐ小銭を取り出し、そして二礼二拍手一礼してしまう自分は神社に行きすぎだろうか。
でも作法もよくわからなかったのでそうするしかなかった。
ちなみに建物の背後はこうなっている
上部の小窓がVガンダムのザンスカール帝国のMSの顔に見えた。
加賀市って羽咋市なみにワンダーなところだったっけ?とふと思ってしまった。
ついでに言うと配湯所の前のベンチはカラフル
やっぱりどこかワンダーに思えた。
感想と地図
「えんがわ」、ちょっとした情緒を感じさせながらゆったりとした気分にさせてくれる足湯であった。
冬には公園内の所々で電飾も施されているので、日が沈んでから来ると湯に浸しながら見える景色もまた違ってくるだろう。
それでいて側の配湯所では硫黄の香りとともにどこか不思議系のニオイも醸しているから、なかなか愉快な所だ。
その公園の地図
ちょっと熱いけど、足湯そのものはオススメだ。
その日は、そこで仕事をしていたのか湯に浸しながらパソコンを開いている方々もいた。
あののんびりした空間で、しかも足からデトックスしながら仕事って、なんかいい。
足湯で仕事ってアリかもしれない。